新しいコミュニケーションツールとしての会話機を開発 Jumpers代表  西尾様が来室されました!2019.6.7

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最終更新日:2019年06月17日

 高齢者や難聴者が会話で苦労している状況を改善すべく、画期的な会話機を開発されているJumpers株式会社さん。以前から雑音をカットできる「無線式対面会話機 Face Talker」を利用させていただいていたご縁もあり、代表の西尾さんが県外から支援室をご訪問くださいました。様々な機器を持参されて、一つ一つ丁寧に説明いただいたのですが、驚いたのが機能性を兼ね備えたデザイン性の高さ。こちらのイヤホン離型「対話くん」はシンプルな白のコンパクトサイズ。これなら躊躇無く使えそうですね。

   

 イヤホンを耳に装着して、マイク部分を話す方の近くに。耳元で話さないと聞き取りづらい方にとっては、双方ストレス無く対話することが可能となります。また、音の選別ができない障がいのある方にとっては、聞きたい音をクリアーに拾うことができます。
  西尾さんはもと日本ビクターのオーディオ設計技術者で、いわば音産業の最先端で活躍されていました。現在はJumpers社長兼開発者であり、機器の説明がわかりやすく室員一同興味深く聞き入りました。「対話くん」のコードは1.5mあり巻いて収納する部分に使っているのはなんと100均商品。無駄にお金はかけません。

 

 室員と西尾さんがおそろいで首からかけているのは「グループトーク」。打ち合わせや会議といった複数の話し合いの場で首から下げることでお互いの声がはっきりと聴こえます。こちらはなんと7色展開。〇〇レンジャーぽさもあり、パカッと開いて取り付けたりと「学校を訪問すると子どもたちが喜んじゃって大変!」なのだとか。
 
 高齢者や難聴の方だけでなく、聞き取りづらさを訴える障がい者への需要も増しています。補聴器でカバーできなかった「雑音が多い環境」への支援機器は、例えばスマートフォンの文章変換アプリに繋いだら文字起こしもできて、健常者にも嬉しいユニバーサルデザインですね。
 
 コミュニケーションは人生の要。認知症だと思われていたおばあさんが会話機を使用することで、聡明にスムーズにコミュニケーションがとれるようになったことを目の当たりにした経験から、西尾さんは、技術でより多くの方を笑顔にと日々奔走されています。
 
 価格も比較的お手頃でしたので支援室でも購入を検討させていただきますね。西尾さん、ご訪問ありがとうございました!
 
Jumpers株式会社HP
http://jumpers.co.jp/

 


 

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