【報告】人間関係論の最終発表 2019/7/30(火)
~誰もが過ごしやすい社会を考える~
共通教育の講義である「人間関係論」では、障がいのある方等の社会的障壁を抱えている方をお招きし、障がいの有無や性別、パーソナリティといった人の多様性についての講義が行われました。そして、各グループそれぞれで、学びやすい、過ごしやすい人間関係を作る際に障壁になり得る要因を探し、それについて調査・検討を行うグループワークを実施しました。その成果の発表が7月30日(火)に大学会館にて行われました。
発表は、車椅子利用者や視覚障がい者といった身体の機能の障がいだけではなく、LGBTといったマイノリティやネガティブ思考・友人の作り方などの身近な問題をとりあげているものもあり、多様性にあふれるものとなっていました。
受講生と見学に来た職員・学生に発表の評価をつけていただき、その中で、見事1位になったのは、本学のバリアフリーの実態を車椅子で調査した5班です。
発表を聞いた方の主な感想としては、
・普段通る道の問題点があげられていて、想像しやすかった。
・気づかなかったけど、ある人にとっては障がいとなっている場所の存在が知れた。
・車椅子トイレに男女の配慮がないことに驚いた
などがありました。
感想にあるように、車椅子利用者のみが感じる障壁が琉大内には存在するということを写真でわかりやすくまとめたポスターになっています。
人間関係論では、障がいを持っている当事者の方をお招きしたり、車椅子体験を行ったりと、多様性を学ぶ機会を数多く設けております。また、支援室で提供しているアクセシビリティリーダープログラム該当講義であり、アクセシビリティリーダー1級資格取得希望者は受講が必須となる講義になります。アクセシビリティリーダー資格取得を考えている方や、障がいのある方への支援に興味がある方、様々な考え方・価値観に触れ、自分の世界を広げたいと思っている方は、来年も開講されますのでぜひ、受講してみてください。
※来年、講義名が変わります。詳細は後日障がい学生支援室のHPに記載いたします。